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インパチエンス類モザイク病

Mosaic

2015-07-15 最終更新

病徴:
全身の葉に緑色濃淡のモザイク症状を生じ,のちに葉の奇形も生じる.

病原:
キュウリモザイクウイルス Cucumber mosaic virus(CMV)
Cucumovirusに属し,直径約30nmの球状粒子.不活化温度は65~70℃(10分),希釈限界は10-4~10-5,保存限度は1~3日.宿主範囲はきわめて広く,草花や野菜などに広く発生している.

伝染:
汁液伝染もするが,自然界では多くの種類のアブラムシにより非永続的に周辺の感染した草花などから伝搬される.

(2011.10.18 亀谷満朗)

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インパチエンス類モザイク病.葉のモザイク症状と奇形(亀谷満朗)