2015-07-15 最終更新
病徴:
ミツバアケビの葉表面に灰褐色の病斑が認められ,その大きさは3~7mmであった.斑点内には分生子殻の先端が小黒点として散生するのが認められた.
病原:
Phyllosticta triforiatae Naito
分生子果不完全菌類に属す.分生子殻は植物体に埋没し,褐色~暗褐色ほぼ円形で,その径は42.0~52.5μm,分生子は無色,単細胞で大きさは3.5~6.3×1.1~2.8μmである.
伝染:
病原菌は罹病残渣中で生存し,最初の伝染源となり,生育期には分生子の飛散によりまん延すると考えられる.
(2012.2.21 山本昌木,安盛博)
(画像なし)