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ムラサキカクモンハマキ

Archips viola Falkovitsh

チョウ目ハマキガ科

2016-01-29 最終更新

カクモンハマキとよく似た種であるが,よりいっそう陰地を好み,広葉のうつ閉した樹冠内での発生が多い.カクモンハマキは葉の先端から巻き込むのに対し,本種は葉縁から巻き込む.北海道,本州に分布する.

形態:
終齢幼虫は体長25mm内外で,体色は青灰色で透明感がある,頭部は黒色,前胸背板は橙黄色で前縁は細い.

加害作物:
ブルーベリーのほか,農業害虫検索ページで「ムラサキカクモンハマキ」を検索.

被害と生態:
年1回発生する.夏季に枝の分岐点や幹のくぼみに卵塊で産卵し,越冬する.春に孵化し葉を綴って加害後,葉を重ねた中で蛹化し,10日前後で羽化する.

既刊p519:クリを参照.

(2011.9.28 井原史雄)

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