2015-07-15 最終更新
果樹を加害するカメムシとして最も発生量が多く,成虫が果樹園に飛来し,種々の果実を吸汁加害する.日本全土に分布.
形態:
成虫は体長約10mm,体色は光沢のある緑色で翅は茶褐色.
加害作物:
ブルーベリーのほか,農業害虫検索ページで「チャバネアオカメムシ」を検索.
被害と生態:
年1~2回発生.森林などで成虫越冬し(越冬時体色は茶褐色に変化する),春の気温の上昇とともに果樹園にも飛来し加害する.その後ヒノキ・スギなどの球果を餌に増殖し,夏以降に新成虫が再び果樹園に飛来し加害する.
加害を受けた果実は,落果や腐敗果となる.
既刊p385:ナシ類,p145:ダイズ,p259:ナス科野菜を参照.
(2011.9.28 井原史雄)
(画像なし)