2016-01-29 最終更新
いわゆるミノムシの一種,1990年代に日本に侵入したオオミノガヤドリバエの寄生により個体数が激減した.本州以南の日本各地に分布.
形態:
終齢幼虫は体長20~25mm,幼虫の巣は外側に葉片を乱雑にまとい,紡錘形で,長さ35~45mm.
加害作物:
ブルーベリーのほか,農業害虫検索ページで「オオミノガ」を検索.
被害と生態:
年1回発生,夏季に孵化し,葉を食害した若齢幼虫が,樹上で越冬.春の展葉時期に加害をはじめる.その後,雄は巣の中で蛹化し,7月ころ羽化する.雌は巣の中で一生を過ごし,巣の中に産卵する.
既刊p399:ナシ類を参照.
(2011.9.28 井原史雄)
(画像なし)