2015-07-15 最終更新
病徴:
6月ごろから小さな褐色の斑点が葉表に現れ,しだいに計5~7mm,暗褐色の円形病斑に進展し,病斑の周囲はやや淡黄色を呈する.病斑は葉の縁から広がる場合もあるが,大きな病斑に拡大することはまれである.
病原:
Colletotrichum acutatum J.H.Simmonds
分生子果不完全菌類に属し,分生子を形成する.分生子は単細胞,無色,紡錘形,両端あるいは基端のみが尖り,8~18×3~8μm.付着器は灰褐色,広楕円形,厚壁.
伝染:
湿潤条件で,病斑上に形成される分生子により伝染する.
(2011.1.4 金子繁)