2015-07-15 最終更新

病徴：
葉に夏胞子堆を形成する. 夏胞子堆ははじめ表皮下に生じ, 後表皮を破って露出する，小形, 径130～220μm, 褐色粉状.

病原：
Uredo derridicola Arthur & Cummins
担子菌類に属する．夏胞子はおもに腎臓形, そのほかしばしば倒卵形あるいは広楕円形, 淡褐色, 大きさ20～27×13～23μm, 膜は厚さ約1μm, 表面有刺, 赤道部より上に1個の不明瞭な発芽孔をもつ. 夏胞子堆には棍棒形, 無色, 大きさ25～40×3～5 μmの側糸がみられる.

伝染：
生育期は夏胞子による二次感染でまん延する. Sphaerophragmium あるいはHapalophragmium 属の冬胞子世代をもつと推察されているがまだ確認されていない.

（2011.12.20　原田幸雄）

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