2016-01-29 最終更新
枝幹を加害する比較的大型のガ類.幼虫は幹を穿孔加害し,そこから漏出した樹液に集まる小型の昆虫も捕食する.九州以北の日本各地に分布.
形態:
終齢幼虫は体長40~50mm,体色は赤~紫褐色.頭部,前胸背板とそれに続く2節の背面は暗褐~黒褐色.
加害作物:
ブルーベリーのほか,農業害虫検索ページで「ボクトウガ」を検索.
被害と生態:
年1回発生であるが,1世代に3年を要する.7~8月に粗皮下などに産卵し,孵化した幼虫が樹皮下に食入する.越冬後,幹に穿孔加害する.
既刊p447:リンゴを参照.
(2011.9.28 井原史雄)
(画像なし)